2006年10月22日
手相占い。
10月8・9日の連休は前日7日の土曜日を加えた3日間、降りそそぐ秋の陽光にめぐまれ、夜はまた6日の満月から十六夜(いざよい)、十七夜(立待月)と夜空に切り絵のような月を眺めることができた。
どこにも出かけず、のんびりと過ごしたが、3日間にわたって朝早くから庭に珍客があった。キジバトである。
このキジバトは一年中を通じて、たびたび姿を見せ、いつも二羽の夫婦づれだが今回は一羽だけである。馴れているのか野鳥にしては人影も恐れず、わが足もとにまで近寄ってきて、せわしく草の実をついばみ朱色の線でふちどられたまん丸い眼で、チラッとこちらを見上げたりする。
やがてキジバトは小ぶりな枯枝を1本くわえて飛び立って行ったが、3日とも枯枝を持ち逃げしたのは、どこかに巣づくりをしていて、1羽はすでに巣ごもりの準備中なのかも知れない。
庭隅にひと株の木瓜(ボケ)がある。1㍍ほどの高さなのだが枝先に野球のボールほどの実を二つつけていることを、キジバトの動きにつられて知った。
花木事典によると、ボケはバラ科の落葉低木で中国が原産地、日本では観賞用に庭などに植えるが中国では薬用にする。4・5月頃に紅・淡紅また白い花をつけ、秋になると葉が落ちて黄緑色の球果を実らせるとある。キジバトの去ったあと、ボケの実をもぎとってみると甘い芳香があった。
ススキと秋草の伸び放題の庭の夜に月もやせてきたが、キジバトのおかげで白い秋を感じる休日であった。
(鱧)
どこにも出かけず、のんびりと過ごしたが、3日間にわたって朝早くから庭に珍客があった。キジバトである。
このキジバトは一年中を通じて、たびたび姿を見せ、いつも二羽の夫婦づれだが今回は一羽だけである。馴れているのか野鳥にしては人影も恐れず、わが足もとにまで近寄ってきて、せわしく草の実をついばみ朱色の線でふちどられたまん丸い眼で、チラッとこちらを見上げたりする。
やがてキジバトは小ぶりな枯枝を1本くわえて飛び立って行ったが、3日とも枯枝を持ち逃げしたのは、どこかに巣づくりをしていて、1羽はすでに巣ごもりの準備中なのかも知れない。
庭隅にひと株の木瓜(ボケ)がある。1㍍ほどの高さなのだが枝先に野球のボールほどの実を二つつけていることを、キジバトの動きにつられて知った。
花木事典によると、ボケはバラ科の落葉低木で中国が原産地、日本では観賞用に庭などに植えるが中国では薬用にする。4・5月頃に紅・淡紅また白い花をつけ、秋になると葉が落ちて黄緑色の球果を実らせるとある。キジバトの去ったあと、ボケの実をもぎとってみると甘い芳香があった。
ススキと秋草の伸び放題の庭の夜に月もやせてきたが、キジバトのおかげで白い秋を感じる休日であった。
(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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