2007年06月24日
札の辻・21
一の坂川の河畔にあるドイツワインとギャラリーを持つ家オーバーヴィーゼで、数人の友人たちと「ホタルの夕べ」を過ごした。
ドイツワインを販売するだけでレストランではないから、この夜は同家夫人の手作りで枝豆、フキの煮物、太刀魚の塩焼き、ナスのそぼろ、サヤエンドウの牛肉巻きなどでワイングラスを傾けた。
ドイツワインといえば1990年のやはり6月、NNN(日テレ系列)報道局長会のソ連・東欧視察団としてモスクワ、ブダペスト、東ベルリン、ポッダム、西ベルリン、ボンなど10都市の旅を思い出す。東西ベルリンの境界である「壁」が撤去された直後で、東ベルリンのパブに集まった改革派の若者たちと飲んだワインは、今回出されたワイン、リースリング・クラシックと同様の辛口だった。当時のベルリンは冷凍保存状態から開放されて活気に溢れ夜の町も賑やかだった。
ドイツのワインにはトロッケン、フランケンと辛口の白ワインがあって、瓶の型がポルトガルワインの瓶のように扁平型だ。終わりにモーツアルト音楽フェスティバルの印刷された瓶の辛口ワインと椹野川の蜆クラムチャウダーでおひらき。ワイン史によればゲルマン民族は紀元前すでにライン河河畔でブドウを栽培しワインを造っていたという。
戸外に出ると重い闇の一の坂川には、瞬くように明滅するホタルの光芒があった。 (鱧)
ドイツワインを販売するだけでレストランではないから、この夜は同家夫人の手作りで枝豆、フキの煮物、太刀魚の塩焼き、ナスのそぼろ、サヤエンドウの牛肉巻きなどでワイングラスを傾けた。
ドイツワインといえば1990年のやはり6月、NNN(日テレ系列)報道局長会のソ連・東欧視察団としてモスクワ、ブダペスト、東ベルリン、ポッダム、西ベルリン、ボンなど10都市の旅を思い出す。東西ベルリンの境界である「壁」が撤去された直後で、東ベルリンのパブに集まった改革派の若者たちと飲んだワインは、今回出されたワイン、リースリング・クラシックと同様の辛口だった。当時のベルリンは冷凍保存状態から開放されて活気に溢れ夜の町も賑やかだった。
ドイツのワインにはトロッケン、フランケンと辛口の白ワインがあって、瓶の型がポルトガルワインの瓶のように扁平型だ。終わりにモーツアルト音楽フェスティバルの印刷された瓶の辛口ワインと椹野川の蜆クラムチャウダーでおひらき。ワイン史によればゲルマン民族は紀元前すでにライン河河畔でブドウを栽培しワインを造っていたという。
戸外に出ると重い闇の一の坂川には、瞬くように明滅するホタルの光芒があった。 (鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻