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2008年01月05日

札の辻・21

 新春の夢をたぐる。山口盆地には姫山、象頭山、亀山など、市民になじみ深い山がある。なかでも亀山は明治以降、県都山口のシンボル的存在であったが、時代の流勢からか少し存在感が薄くなってきた感じがする。
 県都山口の名公園として亀山が整備されたのは1933年伊藤博文が代表となり、全県下から寄せられた寄付の当時の額で10万8千円により、旧藩主毛利敬親・元徳を中心に岩国・徳山など四支藩主の銅像を主体とする記念公園が完成されたからである。
 いまサビエル記念聖堂が存在するだけの亀山は、他都市の公園に比較し見劣りする。そこで亀山全体を花木公園にしたらと思う。
 ハナミズキ、ナツツバキ、ヤマボウシ、クチナシ、フヨウ、サルスベリ、サザンカ、モクセイ、ムクゲ、カリン、ツバキ、コブシ、ジンチョウゲ、モクレン、レンギョウ、ドウダンツツジ、シャクナゲ、フジ、キョウチクトウ、ハギ、ツツジ、ライラック等々の花木を亀山全体に植栽すれば、見応えのある観光資源ともなる。
 かつて都市デザイナーの浜野安宏氏は山口市を視察して「駅通り、早間田、パークロードとつづく並木路はすばらしい。さらに亀山に箱物を造らず、都市美的な総合自然公園に整備すれば、県内はもちろん県外からの観光客も訪れるようになり、中心商店街への集客力のポイントになる」と。夢に花が匂う。         (鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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