2008年11月22日
札の辻・21
ことしは台風の襲来がなく秋の紅葉が例年に比較して美しく、テレビで放映された日本列島各地の光景も山頂から峡谷まで見応えがあった。
山口駅から県庁に至るまでの並木は、イチョウ、ケヤキ、アラカシ、アメリカフウと色彩のシンフォニーがつづく。
落葉樹はいずれも落葉前にアントシアなどの色素が形成されて紅葉現象が起き、カエデ科のほかドウダンツツジ、ハゼ、ヤマウルシなどツツジ科、ウルシ科が樹林の中でひときわ紅葉美の極致を見せる。
紅葉でなく黄葉のイチョウも旧市内では駅通り、美術館前庭、各寺院にあって中には樹齢100年を超える大樹もある。イチョウは生きた化石といわれ事実シベリアでは化石が発見されている。しかし第3紀以降は東アジアに辛うじて生き残り、日本には中国から渡来し樹形に風格が見られ黄葉樹の代表格として気象庁の生物季節観測種
目にもされている。
川と同じように街路樹はその都市の顔とされ、街筋の並木が整然としている街は住む人々の心の豊かさが偲ばれ、逆に高層ビルが立ち並んでいても街路樹が貧弱だと都市景観はアンバランスに映る。
徳地の大原湖周辺・重源の郷、21世紀の森へ萩往還の峠道、椹野川河口につながる秋穂・阿知須の海の見える里山丘陵地帯と、山から岬まで山口の秋色を訪ねたい。
間もなく鳳翩颪が紅葉樹林を裸木にし冬木立に変える。 (鱧)
山口駅から県庁に至るまでの並木は、イチョウ、ケヤキ、アラカシ、アメリカフウと色彩のシンフォニーがつづく。
落葉樹はいずれも落葉前にアントシアなどの色素が形成されて紅葉現象が起き、カエデ科のほかドウダンツツジ、ハゼ、ヤマウルシなどツツジ科、ウルシ科が樹林の中でひときわ紅葉美の極致を見せる。
紅葉でなく黄葉のイチョウも旧市内では駅通り、美術館前庭、各寺院にあって中には樹齢100年を超える大樹もある。イチョウは生きた化石といわれ事実シベリアでは化石が発見されている。しかし第3紀以降は東アジアに辛うじて生き残り、日本には中国から渡来し樹形に風格が見られ黄葉樹の代表格として気象庁の生物季節観測種
目にもされている。
川と同じように街路樹はその都市の顔とされ、街筋の並木が整然としている街は住む人々の心の豊かさが偲ばれ、逆に高層ビルが立ち並んでいても街路樹が貧弱だと都市景観はアンバランスに映る。
徳地の大原湖周辺・重源の郷、21世紀の森へ萩往還の峠道、椹野川河口につながる秋穂・阿知須の海の見える里山丘陵地帯と、山から岬まで山口の秋色を訪ねたい。
間もなく鳳翩颪が紅葉樹林を裸木にし冬木立に変える。 (鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻