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2009年04月04日

札の辻・21

 アセビやコブシが白い花をつけ、俳句の季語にある山眠るが山笑うに変わる頃になれば、秋11月から始まったイノシシ猟が3月で休猟期に入る。
 狩猟歴30年、ことしの猟期中に約35頭のイノシシを仕止めた湯田の中野和人さん(60)に雪山でもシシを追った体験談を聞いた。中野さんの猟場は主として西鳳翩山麓の吉敷・大歳から小郡までの里山地帯で、時には島根の日原山地まで遠出することもある。
 近年イノシシは中山間地域の過疎化と狩猟者の減少で繁殖がつづき、田畑の農作物被害は甚大で、市街地に近いゴルフ場にまで出没して芝生を荒らしている。
 イノシシは雑食性で春になると好物のタケノコを求め竹林に侵入し頭を出すタケノコをキバで掘り起こして食べる、このほかミミズ、昆虫、渓流の沢ガニ、秋にはドングリ、シイの実、栗とあさる。中野さんもイノシシ猟のかたわらアケビ、ムカゴなどを採る自然派で、とくにムカゴは栽培種よりヤマイモの自生種には風味があるとイノシシに負けていない。
 獲ったイノシシは手早い内臓処理が先決で臓抜と呼ぶ。処理された肉には臭みが全くない。よくイノシシ肉は臭いとする人がいるが処理肉には全く臭味はないという。
 中野さんはシシ猟専門の丹波犬4頭を飼っている。発信器をつけているが山で道に迷った犬を探しつづけて徹夜したこともあると、愛犬の話になると眼を細める。  (鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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