2009年05月02日
札の辻・21
札幌テレビの友人から「山口県は日本海側のサケ遡上の南限と聞くが現状は?」と聞いてきた。たしかに水産資源事典のサケ項目には山口県粟野川を遡上南限とし九州北部遠賀川にも遡上記録ありと記述してある。
さらに第一法規出版「鮭」には次の如き記載もあった。
=元山口県阿武川漁協組合長横山豊治氏(元県議)は、幼い頃から阿武川にのぼるサケを見て育った。メス鮭が傷つきながら懸命に産卵床をつくっていたが、そのいたいたしい姿をはっきり覚えている。多目的ダムの造成で生態系が変化しサケの遡上は途絶えた。だが再びサケの川をとり戻したいと、県萩水産事務所を通じて岩手県津軽石川漁協に稚魚配分を要請した横山氏は、ライトバンを一人で運転し岩手から2万粒のタマゴを持ち帰った。極小規模の放流だが横山氏の表情にはサケ復活に寄せる期待感の微笑があった=と。
かつて画家の香月泰男さんからも北浦地域の河川に遡上するサケの話を聞いたことがある。現在は萩市となったが旧川上村の民俗資料館には阿武川でのサケ漁漁具が保存展示されていた。
中世大内家の記録に足利将軍や毛利元就供応の食材に、サケが使用されているが当然だと思う。阿武川は近いのだから。
札幌の友人にサケ遡上は見られぬが、山口県はいまアンコウ水揚げは日本一だと返事。(鱧)
さらに第一法規出版「鮭」には次の如き記載もあった。
=元山口県阿武川漁協組合長横山豊治氏(元県議)は、幼い頃から阿武川にのぼるサケを見て育った。メス鮭が傷つきながら懸命に産卵床をつくっていたが、そのいたいたしい姿をはっきり覚えている。多目的ダムの造成で生態系が変化しサケの遡上は途絶えた。だが再びサケの川をとり戻したいと、県萩水産事務所を通じて岩手県津軽石川漁協に稚魚配分を要請した横山氏は、ライトバンを一人で運転し岩手から2万粒のタマゴを持ち帰った。極小規模の放流だが横山氏の表情にはサケ復活に寄せる期待感の微笑があった=と。
かつて画家の香月泰男さんからも北浦地域の河川に遡上するサケの話を聞いたことがある。現在は萩市となったが旧川上村の民俗資料館には阿武川でのサケ漁漁具が保存展示されていた。
中世大内家の記録に足利将軍や毛利元就供応の食材に、サケが使用されているが当然だと思う。阿武川は近いのだから。
札幌の友人にサケ遡上は見られぬが、山口県はいまアンコウ水揚げは日本一だと返事。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻