2009年11月14日
札の辻・21
街路樹の枯葉が散りいそいでいる。気圧配置が西高東低の冬型となれば灰色の空に木枯らしが舞う日も近い。
この頃に大陸から高気圧が移動してくると、北風が一時的に弱まり晴天となって暖かい日がくることを小春日和という。
「天気和暖にして春に似たり故に小春とする」と古代中国の気象事典に記述がある。秋から冬にかけての間に訪れるおだやかな
日を特別なことばで表現することは外国にもある。
アメリカではインディアン・サマーだ。インディアンの狼火が風もなく立ちのぼるような日和という意味である。ドイツの場合
は「アルトバイベルゾンマー老婦人の夏」とするが気温は若人の夏ほどではないということか、またロシアは「バービエ・レート女の夏」だが緯度が高いので9月末から10月前半の時期になるらしい。
小春日や石を噛み
いる赤トンボ 鬼城
季節のエアポケット日和の一句である。
11月といえば一年のしめくくりの大相撲九州場所がいよいよ明日からはじまる。
郷土力士の豊真将、豊響は秋場所を負け越し共に新番付を下げた。
豊真将にはいまひとつ積極相撲を、豊響は猪突猛進あるのみ、博多は山口の相撲ファンにとっては身近な本場所、力士幟が玄海の潮風に音をたててはためく。(鱧)
この頃に大陸から高気圧が移動してくると、北風が一時的に弱まり晴天となって暖かい日がくることを小春日和という。
「天気和暖にして春に似たり故に小春とする」と古代中国の気象事典に記述がある。秋から冬にかけての間に訪れるおだやかな
日を特別なことばで表現することは外国にもある。
アメリカではインディアン・サマーだ。インディアンの狼火が風もなく立ちのぼるような日和という意味である。ドイツの場合
は「アルトバイベルゾンマー老婦人の夏」とするが気温は若人の夏ほどではないということか、またロシアは「バービエ・レート女の夏」だが緯度が高いので9月末から10月前半の時期になるらしい。
小春日や石を噛み
いる赤トンボ 鬼城
季節のエアポケット日和の一句である。
11月といえば一年のしめくくりの大相撲九州場所がいよいよ明日からはじまる。
郷土力士の豊真将、豊響は秋場所を負け越し共に新番付を下げた。
豊真将にはいまひとつ積極相撲を、豊響は猪突猛進あるのみ、博多は山口の相撲ファンにとっては身近な本場所、力士幟が玄海の潮風に音をたててはためく。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻