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2010年11月20日

札の辻・21

 先夜菜香亭でアートふる山口主催の「ふるさとの響き-琉球の空」を見学した。

 沖縄の八重山古典民謡大濵研究所一行が三線(琉球蛇皮線)・笛・太鼓と、八重山舞踊研究所による琉球舞踊の熱演に魅せられたひとときであった。
 沖縄は北東から南西へと島々がつづく弓状列島で最南端の八重山諸島は台湾に最も近い。
 小浜節、古見ぬ浦節、安里屋ゆんたと琉球舞曲を楽しみながら、戦後間もない頃に知友となった沖縄は那覇生まれ八重山育ちの詩人山之口獏氏を思い浮かべた。
 山之口獏全集第3巻の随筆編に故郷への回想がある。
 「八重山は沖縄本島から西南方へ200カイリ、石垣島、西表島、竹富島、与那国島など琉球列島最南島の島々で詩の島とも言われている。それは各々の島に安里屋ゆんた、鳩間節、石屏風節などがあり、島の周囲27.5キロの与那国島には与那国しよんがね節が名高いからだ。僕の祖父母は那覇から八重山に移り住み、弾くこともないのに一丁の三線を大事に保存していた」

 沖縄よ
 傷は深いと聞くが
 元気に帰ってくる
 ことだ。
 蛇皮線を忘れずに
 泡盛を忘れずに 獏


  これは本土復帰当時の獏さんの詩の一節。
  琉球の道しるべ「石敢当」が山口にもあり交流の歴史は古い。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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