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2012年01月14日

札の辻・21

 年明けから雪の日がつづき今年は寒の入りが身近に感じさせられた。
 雪は四季景観の雪月花のひとつで、古くから日本人の詩情につながる自然現象でもある。
 とくに今冬は北陸の太平洋側を主に東日本地震地域に降りつづく雪は、その形状によっては生活との関係が際限なく苦渋のなかでつづく。雪の少ない地方とは雪掻きの苦難が別で、冬期における地区民の連帯的義務のきびしさも存在する。
 福島県いわき市に住む友人から届いた賀状に、

 すれとこのみさきに
 ハマナスのさくころ
 おもいだスておぐれ
 おれたづのことを
 のんでさわいで
 おがにのぼれば
 はるかくなすりに
 びゃくやはあげる

とあり、森繁久弥の知床旅情を東北弁に代えてのきびしいみちのくの風情を訴えてきた。
 吾家の庭隅に数年前友人から分けられたロウバイ(臘梅)が花芽をふくらませて、一・二輪とほころびすら見せていることにおどろく。
 ロウバイは中国から17世紀前半に渡来したもので別名を唐梅ともいうと花木辞典にあり、この花が臘細工の如き形状であることから呼称され厳寒の頃に葉がまだ出ないうちに花をつけるが芳香があるともあった。
 寒の内は小寒・大寒の総称で寒の入りから寒明(立春)まで約30日間の寒い日はつづく。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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