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2012年02月04日

札の辻・21

 1月22日、初場所千秋楽を両国国技館で見る。
 前日につづき満員御礼の館内は江戸らしい相撲人気で、若い女性の晴着姿が目を惹いた。
 郷土出身の豊響にも博多以上の声援で子供の声があったのは山口県出身の親子連れか。
 豊真将の人気も高く、仕切りから勝名乗りを受けるまでの礼に始まって礼に終わる相撲道に徹した姿に館内の拍手がひときわ高くつづく。
 両力士は共に7勝8敗だが豊響は隠岐海を豊真将は豪風に圧勝した。
 当日十両の取組がはじまる前に国技館の理事長室で放駒理事長に会う機会を得た。
 歌舞伎と共に江戸文化の伝承を守ってきた大相撲が八百長問題での存続の危機を改革し刷新した態勢で伝統を守るという責任を果たした苦労の日々を感じさせない、あのやわらかな人なつこい笑顔の放駒だった。
 氏は大相撲改革の道筋を決めて今場所後には定年で会長を退く。
 想えば柔道のオリンピック候補選手として大学の合宿中に、初代若乃花から豪引に口説かれて大相撲に入り、三段目に昇進したとき私と会って以後、幕下・十両・幕内の長い交友となった。
 彼の化粧廻しの図柄を画かれた香月泰男氏、直に京都西陣で仕上げた滝口純氏、協力した大和保男氏、そして2度の優勝と思い出は深い。
 横綱・大関を従えた千秋楽挨拶で放駒は決別の土俵を飾った。 
         (鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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