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2012年04月28日

札の辻・21

 竹の子が伸びる
 トンボがとまる
       山頭火
 今月はじめ京都の友人から西山産で土の付いた掘りたてのタケノコ(猛宗竹)が宅急便で届いた。近ごろ京都の竹藪も住宅地と変わりつつあって、西山区の大枝、塚原周辺に限られるようになってきたという。
 タケノコとして親しまれているのはモウソウチク(猛宗竹)、マダケ(真竹)、ハチク(淡竹)など、このうち味がほどよく収量も多いのはモウソウチクで時季にさきがけて人気を呼ぶ。
 モウソウチクは中国の江南地域が原産、江戸期に琉球を経て鹿児島に渡来した。病床の母のため寒中にタケノコを掘った孝子猛宗にちなむ呼称である。
 伝説が示すようにタケノコはもともと中国、日本など東南アジア地方で食用とされてきた。
 南九州では3月頃から採れ始め、4月に入ると堆肥を厚く敷き込み顔を出す直前に掘り出す京都産も出回り関東以北は5月に至る。
 葉ざくらの頃になると北関東、東北ではハチク(淡竹)の出番となり、山間部では根曲り竹(笹竹)が雪解けを待ちかねて山菜取りの仲間入りとなっていく。
 タケノコは栄養がないとよく言われているが、血色をよくするビタミンB12を含みレタス、タマネギに匹敵する。
 当分、味覚のタケノコ暮らし。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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