2012年12月08日
札の辻・21
大相撲九州場所は白鵬が23度目の優勝を決め、関脇で11勝の豪栄道が技能賞を、前頭2枚目の松鳳山が10勝5敗で敢闘賞となった。しかし新横綱日馬富士は9勝6敗に、大関把瑠都は1勝2敗から休場して来場所の大関陥落を確実とした。
今場所の途中休場力士が幕内・十両を合わせて8人となり相撲風土九州としては少し淋しかった。
さて郷土力士の豊真将が肩の故障から4勝11敗と振るわなかったが、豊響は頑張って9勝6敗とし、今場所の土俵では初日に旭天鵬を降し、千秋楽の大関琴欧洲に惜敗した2番は見応えがあった。豊真将は肩の故障を治し、豊響は更に迫力をつけてふたり共初場所は3役陣相手の相撲に健闘が期待される。
ところで郷土ファンに長く親しまれていた放駒(元大関魁傑)が来る初場所を最後に大相撲を65歳停年で引退する。彼は日大時代に柔道オリンピック候補選手から相撲界に入り、幕内優勝2回、殊勲、敢闘、技能各賞を計10回も得ている。
博多で今場所中に会ったとき、いつものように和やかな笑顔で話した。
昭和初期の防長山関以来、戦後の山口県出身力士として活躍し、最近まで日本相撲協会理事長をつとめ現相撲界の更なる発展につくした功績は大きい。
魁傑(放駒)が相撲不毛の地と呼ばれた県を刷新し、豊真将、豊響とつづく事はうれしい。
(鱧)
今場所の途中休場力士が幕内・十両を合わせて8人となり相撲風土九州としては少し淋しかった。
さて郷土力士の豊真将が肩の故障から4勝11敗と振るわなかったが、豊響は頑張って9勝6敗とし、今場所の土俵では初日に旭天鵬を降し、千秋楽の大関琴欧洲に惜敗した2番は見応えがあった。豊真将は肩の故障を治し、豊響は更に迫力をつけてふたり共初場所は3役陣相手の相撲に健闘が期待される。
ところで郷土ファンに長く親しまれていた放駒(元大関魁傑)が来る初場所を最後に大相撲を65歳停年で引退する。彼は日大時代に柔道オリンピック候補選手から相撲界に入り、幕内優勝2回、殊勲、敢闘、技能各賞を計10回も得ている。
博多で今場所中に会ったとき、いつものように和やかな笑顔で話した。
昭和初期の防長山関以来、戦後の山口県出身力士として活躍し、最近まで日本相撲協会理事長をつとめ現相撲界の更なる発展につくした功績は大きい。
魁傑(放駒)が相撲不毛の地と呼ばれた県を刷新し、豊真将、豊響とつづく事はうれしい。
(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻