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2013年02月09日

札の辻・21

 雪もよいの空の動きも消え、瑠璃光寺前庭をはじめ梅がすでに固い蕾をほころばせている。
 歳時記によると=梅はバラ科の落葉樹で早春に先がけて開花する。梅の原産地とされる中国大陸では2千5百年も前から栽培されてきた。
 その花は中国文学で主要な存在位置をしめ、果実は食用と薬用に重要である。わが国へは奈良時代に遣唐使が薬用で持ち帰ったのが最初とされている=その後に梅の木が渡来し万葉集には100首以上の梅の歌があり、天神伝承に見る如く日本人の精神文化と関わりをもち、江戸時代以降には薬用非常食としても利用が目立ってきた。
 ところで実際の季節の境目は、今日から春と言えるように画然としたものではない。時季はそこはかとなく移ろい、ふとした日差しに立春経過を感じるようになってゆく。暖かくなったと思えばまた冷たい朔風が吹きつけるの日々を繰り返しながらも、やはり自然的に高くなりゆく気温でいずれにしても近づく春を体感するようになる。
 仁保川の河畔に住んでいると、客土を敷きつめた岸辺に季節の動きをいち早く雑草の芽立ちに知ることができる。
 しかし萌え立つ春の予告が訪れているのに、御堀橋から姫山に近い出合河原まで、秋以降にカモやカイツブリなど川面の姿が少ない。
 牧水の白鳥は悲しからずやを想い起こす。 (鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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