2013年06月15日
札の辻・21
椹野川河畔にひろがる青々とした水田地帯に群れをなすでもなく、あちらに一羽こちらに三羽という程度で白サギの姿を見かけるようになった。
ダイサギ、チュウサギ、コサギにアオサギ、ゴイサギ、アマサギなどと共に鴻ノ峯や象頭山、姫山等の低山区域にある樹林に集団営巣して繁殖をつづける。
その営巣域は比較的に近い所。体の大きいアオサギやダイサギは高い枝の上段を占有し、チュウサギが中段、コサギ、ゴイサギは低い枝にと混合繁殖のコロニーづくりに専念する。
彼らはなぜ集団繁殖するのか、おそらく卵やヒナを狙う獣類やカラスから守るための集団防衛が考えられる。
かつて吾家の庭木に営巣していたキジバトの巣をカラスの数羽が襲い卵を無残にしたことも思い出す。
日本は1960年代から列島各地が工業地帯や集団住宅地に変わって、サギ、水鳥類の採食地域である水田や池沼が減少しエサの水生小動物も少なくなってきた。
しかし最近は農薬規制などで農事様式も変化し水生小動物も復活の兆しを見せている。また宅地造成などで少なくなった営巣林地域も周辺景観保持により復調してきた。
白鳥は
悲しからずや空の青
海の青にも
染まず漂う
牧水
(鱧)
ダイサギ、チュウサギ、コサギにアオサギ、ゴイサギ、アマサギなどと共に鴻ノ峯や象頭山、姫山等の低山区域にある樹林に集団営巣して繁殖をつづける。
その営巣域は比較的に近い所。体の大きいアオサギやダイサギは高い枝の上段を占有し、チュウサギが中段、コサギ、ゴイサギは低い枝にと混合繁殖のコロニーづくりに専念する。
彼らはなぜ集団繁殖するのか、おそらく卵やヒナを狙う獣類やカラスから守るための集団防衛が考えられる。
かつて吾家の庭木に営巣していたキジバトの巣をカラスの数羽が襲い卵を無残にしたことも思い出す。
日本は1960年代から列島各地が工業地帯や集団住宅地に変わって、サギ、水鳥類の採食地域である水田や池沼が減少しエサの水生小動物も少なくなってきた。
しかし最近は農薬規制などで農事様式も変化し水生小動物も復活の兆しを見せている。また宅地造成などで少なくなった営巣林地域も周辺景観保持により復調してきた。
白鳥は
悲しからずや空の青
海の青にも
染まず漂う
牧水
(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻