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2013年08月24日

札の辻・21

 先月末以来に観測された異状最高気温38・4度がタイ記録になるなど、暦の立秋を過ぎても炎天のつづいた山口盆地にも旧盆過ぎ頃から、朝・夕の風や空の色に少しずつ変化する季節感が漂っているような気分になる。
 海に近い秋穂、阿知須と西中国山地に囲まれた徳地、徳佐では早朝と此頃の遅い夕暮れどきには気温差も感じられる。
 下旬の山口盆地では遅い夕闇がせまる頃になると、炎天に代わる天の川が鳳翩上空にも見られるようになる。
 天の川をギリシャ神話でヘラクレスによる乳の道、中国では星河、天漢などと湖北省を貫流する大河に寄せており、エジプトでは大空に流れるナイル川、スウェーデンに至ると冬空の道、アメリカインディアンは魂の道と呼称した。
 夏季の空に銀砂を散らしたごとく帯状に輝く星座は古くから日本でも銀河、銀漢と呼び夏の宇宙での主役ともなった。
 しかし、七月の豪雨被災地となった阿東地域には気の毒だが、小区域を訪れる夕立ちは欲しい。
 真夏の夕立は“馬の背を分ける”といわれているように、片方では太陽が照っているのにドカッと降って治まるのが夏の時間差雨である。
 いまどきに暦の初秋を感じるのは日脚が縮まってくる陽光の短日といわれているが人間が季節感をもつのは風の音でもあるらしく朝の風にツユクサの花が目立つ。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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