2013年09月28日
札の辻・21
キチキチキチキチとモズが近くの電線に来て鳴く、晴れわたった秋天につげるリズム感がさわやかで、モズは日本列島全般に繁殖するが晩秋に至ると北日本地方に残るのは少なくて本州の中部以南に多くなる。
モズは小鳥の中では猛禽で昆虫も大型を主として餌にするし、カエルやトカゲまで襲い小型野鳥にはめずらしい。
季節の移りを伝えるようにモズの高鳴きがつづくと、鳳翩の山頂から山腹は次第に紅葉期に入ってゆく。紅葉は山容全体の大幅なスケールで染まるので春の花期より見応えがあって、カエデ、ハゼ、ナナカマド、ウルシなど多様な色どり豊かな広葉樹が多い。季語には柿紅葉、桜紅葉、漆紅葉、草紅葉まである。
しかし山口でいちばん身近に秋の色を感じるのはイチョウの黄葉であろう。
イチョウは樹形が見事で夏のみどり秋の黄葉が美しいから、山口は駅通りの街路樹や市内各寺院に植栽され樹齢が百年を超す古い樹もある。
またイチョウは黄葉の代表的な樹として、その黄葉日が気象庁の生物季節観測の規定種目にもされている。
秋の低温が刺激となって黄葉はつづくが北海道の南部から九州北部にかけては10月上旬に、四国と南九州では少し遅れるそうだ。
山口では台風もなく紅葉の色ツヤは例年になく良いと思われる。(鱧)
モズは小鳥の中では猛禽で昆虫も大型を主として餌にするし、カエルやトカゲまで襲い小型野鳥にはめずらしい。
季節の移りを伝えるようにモズの高鳴きがつづくと、鳳翩の山頂から山腹は次第に紅葉期に入ってゆく。紅葉は山容全体の大幅なスケールで染まるので春の花期より見応えがあって、カエデ、ハゼ、ナナカマド、ウルシなど多様な色どり豊かな広葉樹が多い。季語には柿紅葉、桜紅葉、漆紅葉、草紅葉まである。
しかし山口でいちばん身近に秋の色を感じるのはイチョウの黄葉であろう。
イチョウは樹形が見事で夏のみどり秋の黄葉が美しいから、山口は駅通りの街路樹や市内各寺院に植栽され樹齢が百年を超す古い樹もある。
またイチョウは黄葉の代表的な樹として、その黄葉日が気象庁の生物季節観測の規定種目にもされている。
秋の低温が刺激となって黄葉はつづくが北海道の南部から九州北部にかけては10月上旬に、四国と南九州では少し遅れるそうだ。
山口では台風もなく紅葉の色ツヤは例年になく良いと思われる。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻