2014年07月05日
札の辻・21
鳳翩山系上空の雲の動きから山口盆地の夏がはじまる。ツユが明ければ入道雲も姿を見せる。
気象上では雄大な積乱雲が夏空に出現すると雷や夕立となることも多い。ツユ後期から前線が列島の上に停滞すれば、夜昼の区別なく雷鳴がとどろくようになって梅雨明けのしらせとなり、ある日を境に画然として晴天を迎える。
ツユ明けの頃に至れば山口の町筋にも季節の花としてキョウチクトウ(夾竹桃)があざやかに咲きはじめ、枝先にまで見事な花をつけ乾燥にも潮風にも強い。
キョウチクトウの原産地はインドの中部以南とされ、日本へは江戸時代の18世紀中頃に中国大陸を経由して渡来した。
かつて初夏の中国を旅行して蘇州を訪れ、クリークの河岸で道路脇に咲いている白いキョウチクトウの並列におどろいたことがある。古く低い民家の町並みにふさわしい花群だった。
この花は大気汚染などに強いことから日本でも高速道路脇や工場地帯の緑化などにも多く植栽されている。
夏の花で比較的に寒さに弱いから日本列島では関東以南の暖地向きとされ中国、九州地方に多く見られる。
“ツユ明け十日”ということばもある。ツユが明けて10日間ぐらいは夏の晴天がつづくことを指す。しかし天気図をよく見ると列島全般ではない、雨足が気になる。(鱧)
気象上では雄大な積乱雲が夏空に出現すると雷や夕立となることも多い。ツユ後期から前線が列島の上に停滞すれば、夜昼の区別なく雷鳴がとどろくようになって梅雨明けのしらせとなり、ある日を境に画然として晴天を迎える。
ツユ明けの頃に至れば山口の町筋にも季節の花としてキョウチクトウ(夾竹桃)があざやかに咲きはじめ、枝先にまで見事な花をつけ乾燥にも潮風にも強い。
キョウチクトウの原産地はインドの中部以南とされ、日本へは江戸時代の18世紀中頃に中国大陸を経由して渡来した。
かつて初夏の中国を旅行して蘇州を訪れ、クリークの河岸で道路脇に咲いている白いキョウチクトウの並列におどろいたことがある。古く低い民家の町並みにふさわしい花群だった。
この花は大気汚染などに強いことから日本でも高速道路脇や工場地帯の緑化などにも多く植栽されている。
夏の花で比較的に寒さに弱いから日本列島では関東以南の暖地向きとされ中国、九州地方に多く見られる。
“ツユ明け十日”ということばもある。ツユが明けて10日間ぐらいは夏の晴天がつづくことを指す。しかし天気図をよく見ると列島全般ではない、雨足が気になる。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻