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2014年08月23日

札の辻・21

 晩夏から初秋へ結実、紅葉の日暦はつづく。
 秋に開花するものは少なくない。日の長さがだんだん短くなると咲く短日性植物で、早く陽の昏れる北国からはじまる。温度に支配されて南から北へと開花日の移動するサクラやウメとは逆である。秋に咲く花は北海道では7月末、関東で9月上旬、南九州になれば10月と北から南へ進む。
 秋の七草の代表ともいえるススキ(尾花)を物差にすれば北海道では8月以前がすでに秋だと言えなくもない。
 山口でもススキの群落はすでに穂を出しておりハギも同様である。
 日本列島の秋は徐々に冬へと向かうステップとしてバラエティーに富んだ現象が見られる。
 植物だけではない。温帯にいる動物にとってもきびしい冬に向かう直前の秋は冬眠中のエネルギーを保有するための躍動期となる。鳳翩山麓や仁保、徳地の集落近くでツキノワグマを見かけたという新聞記事やテレビニュースをよく見る。
 秋が深まるともうひとつ渡り鳥が姿を見せる。ツバメやカッコーは南へと去りモズの高い声を聞くようになる。
 立春(2月4日)から数えて2百10日目の9月1日は昔から台風厄日としてよく知られている。統計的にはこの日がとくに台風の到来が多いということはない。しかし太陽の位置で決めた季節点を暦に記した昔の人の自然観察にはおどろく。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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