2014年09月20日
札の辻・21
仁保から徳地へと向かえば、市内よりひと足早くコスモスが咲き、ススキの穂が出ている。夏の終わりをひと足早く感じる道筋となる。
季節を告げるハギも山肌に花をつけてきた。日本列島の今の時期は次第に冬へと移行するステップであって、変化に富み山野草の多くが開花結実し、樹木が落葉するにしても常緑樹もあれば多年性の野草もある。
ハギは列島の秋を代表する季節の花で種類も多く、風にそよぐその花穂には風情も感じる。
山口地方でよく見られるのはミヤギノハギで、中国地方から東北にかけて広く自生する。
万葉期以来、ハギは秋の七草の一つに数えられてきた。
萩、芒、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗が秋の野に咲く。
いずれも薬用草や観賞の面から選ばれている。
秋の植物の開花は日の長さが次第に短くなるにつれて北海道や東北地方からはじまってゆき、春期の南から北へと開花日の移行する植物とは逆行する。
ちなみにハギの平均開花日の気温をみると北海道では16度、東北や中部山岳地では18度、関東、北陸、山陰は20度、近畿、山陽、九州になれば22度となって南へ至るほど高温を示す。
この気温差によれば中部以南では秋の彼岸前後が満開に近い。
漢字で春は椿(ツバキ)、秋は萩(ハギ)。(鱧)
季節を告げるハギも山肌に花をつけてきた。日本列島の今の時期は次第に冬へと移行するステップであって、変化に富み山野草の多くが開花結実し、樹木が落葉するにしても常緑樹もあれば多年性の野草もある。
ハギは列島の秋を代表する季節の花で種類も多く、風にそよぐその花穂には風情も感じる。
山口地方でよく見られるのはミヤギノハギで、中国地方から東北にかけて広く自生する。
万葉期以来、ハギは秋の七草の一つに数えられてきた。
萩、芒、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗が秋の野に咲く。
いずれも薬用草や観賞の面から選ばれている。
秋の植物の開花は日の長さが次第に短くなるにつれて北海道や東北地方からはじまってゆき、春期の南から北へと開花日の移行する植物とは逆行する。
ちなみにハギの平均開花日の気温をみると北海道では16度、東北や中部山岳地では18度、関東、北陸、山陰は20度、近畿、山陽、九州になれば22度となって南へ至るほど高温を示す。
この気温差によれば中部以南では秋の彼岸前後が満開に近い。
漢字で春は椿(ツバキ)、秋は萩(ハギ)。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻