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2014年09月27日

札の辻・21

 クリ(栗)は世界の温帯各地に10種以上あるが日本の野生クリは日本特産の芝クリである。
 地中海にはマロングラッセで知られるヨーロッパクリがある。アメリカのクリは小さくて食用には向かないという。
 入梅の頃、芝クリは白い房状の穂が出て咲きそろい特有の強く甘い匂いを放つ。
 穂はやがてイガとして尖り、その中には堅い実が2・3個できる。
 ススキの穂が出そろう頃、自然林に伸びた芝クリのイガは黄ばんで割れはじめる。北海道から九州まで全国の山野に自生しその実は小さいが味は結構おいしい。
 縄文・弥生時代から野生の芝クリは採集され利用されたと古事記にも出てくる。
 わが国で栽培される果樹の種類は多いが殆どは中国大陸やヨーロッパから渡来したもので、自生する植物から生まれた果実は芝クリとされる。
 クリ栽培が始まって、早くから有名になったのは丹波栗で、本州各地に大粒の味の良い栗の品種が多く出てきた。
 その中には江戸時代から栽培活用された大阪の銀寄や山口の岸根などが知られている。
 岡山県内にクリタマバチという寄生の蜂が大発生して全国的に広がり、多くの品種が枯れることもあった。 
 銀寄、岸根は蜂に強い優良種である。
 昔から「桃栗三年」と実りは早い。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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