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2014年11月08日

札の辻・21

 山口市主催による月例会で、NHK山口放送局坂井律子局長から新春にはじまるNHK大河ドラマ“花燃ゆ”についての卓話を聞いた。
 この日提出された資料によると、大河ドラマは1963(昭和38)年から放送された舟橋聖一原作による「花の生涯」以降、このたびの「花燃ゆ」が54回目となる。
 大河ドラマの原作としては司馬遼太郎の国盗り物語から、功名が辻までの6作品がもっとも多く、次いで吉川英治による太平記以後新平家物語、武蔵MUSASHIなどの4作や、女性作家では橋田壽賀子のおんな太閤記、春日局など3作品が目立つ。
 大河ドラマで山口県に関連する作品では、司馬遼太郎原作の「花神」が上映されたのは1977(昭和52)年の新春からであった。
 =村田蔵六は周防国吉敷郡鋳銭寺村生れ、家は祖父の代から村医者で、眉が非常に太く目がギョロリとしており「火吹き達磨」と呼ばれ、無愛想で偏屈ともいわれた=後の大村益次郎である。
 中国では日本の花咲爺に当たる人物を花神と表現するという。
 萩市笠山の北端となる虎ヶ崎にはヤブツバキの原生林があり、年末から早春にかけて花をつけ林間に散歩道もある。
 坂井局長の解説によると山口県内でのロケも快調とか、大河ドラマは花の生涯から花燃ゆまで歴史の花暦がつづく。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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