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2015年03月07日

札の辻・21

 どこかで春が生れてる
 どこかで芽の出る
 音がする
という古い童謡がある。
 日本列島の太平洋側は春の降水量は少なく、日本海側は雪解けによって多くなる。
 雪の日が多かった阿東地区でも、節分が過ぎてからは、すでに春へと向かう気象をたどっている。まずは“光の春”がおとずれる。
 山口は阿東山地から阿知須海岸まで“光の春”の訪れが長くて広い。
 フキノトウからメバルまでの味覚もある。
 これからが潮干狩も本番となる。
 貝塚の発掘から見ても日本人はよほど貝類を食べることで世界一といわれているが、フランス人も貝は嫌いではない。年中食べているのはムール(カラス貝)のスープである。とくにマルセイユでは貝料理が喜ばれ、ハマグリ、アサリは勿論のこと、日本には無い貝まで店先に並ぶと、友人の特派員記者から聞いたが、店の構えも立派ではないし客たちは並んでいたが天ぷらは無いと話す。
 評論家神吉拓郎に潮干狩の随想がある。
=山本周五郎の随筆「青べか物語」は今の浦安では想像できないが
 校長満悦洋裁学校
 潮干狩    変哲
この句は、全部漢字でめづらしいが、変哲こと小沢昭一の作でまれに見る秀句である。なんだか白いふくらはぎがちらほらし、嬌声まで聞えてくるようだ=と述べる。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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