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2015年05月16日

札の辻・21

 夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る―は往年の小学校唱歌である。
 八十八夜に夏も近づくのは5月5日を暦では立夏としているから。
 5月は春なのか夏であるのか、温帯の地域の季節区分では春は3、4、5月としている。しかし5月の太陽は7月と8月はじめの陽光と同じように強くフジの花の咲く新緑に照りつける光線は夏の気配があり5月を春とすれば晩春で夏ならば初夏であろう。
 5月の空にひるがえる鯉のぼりを見た幼児が母親に「あれは鳥か」と聞いたそうだが、水中の魚類を大空に泳がせるとは江戸庶民の奇想天外な発想であった。
 新緑の初夏は列島が一年のうちで最も生き生きとした躍動の季節である。山腹や渓谷の自然林はもとより、コンクリート化した市街地の街路樹まで、目のさめるほど新緑に染まってゆく。
 気象台は毎年6月の初め頃に「ツユ入り」を宣言する。
 日本列島の年間降雨量は六千数百億㌧といわれている。7月の半ば頃まではうっとうしいツユはつづく。
 しかしツユ期がなくて田植えはできない。日本人の食糧は米が完全な自給食で古くから瑞穂の国といわれてきた。
 ツユ明け共に暑い夏がおとずれるが暑気を一度に払う夕立もある。
 雷鳴もあってビルの窓から見ると爽快となる。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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