2015年06月06日
札の辻・21
市内を流れる河畔にホタルを見る頃になった。
ホタル(螢)はホタル科の甲虫だが翅はやわらかく形は平たくて少し長い。全世界では1800種もいるらしいが、日本だけでは約30種のうち、ゲンジボタルとヘイケホタルがよく知られる。
早い地方では5月の連休期からホタルの光が見られるが、山口では5月の下旬から6月上旬に多く見るようになる。その頃から順次に中部、関東、東北へとつづく。
日本の天然記念物Ⅱ講談社版には、山口県のホタルとして、木屋川、音信川と共に紹介された次の記述がある。
椹野川一帯では5月下旬から6月上旬にかけてホタルが点滅するようになる。椹野川は全国的にも知られている湯田温泉地区を流れており、山口市のホタルは1932(昭和7)年に国指定の天然記念物となった。
市内の椹野川支流の一の坂川は1973(昭和48)年の河川改修の際、ホタルの羽化に支障の無いホタル対策工事が実施され、水辺の雑草帯が保全されている。
螢こいこい大橋小橋
とんでこい 山頭火
山頭火は1938(昭和13)年から湯田温泉の風来居に住んでおり、死去した中也の実弟中原呉郎と交遊した頃の句である。
水辺のホタルは自然環境の記録保持者。(鱧)
ホタル(螢)はホタル科の甲虫だが翅はやわらかく形は平たくて少し長い。全世界では1800種もいるらしいが、日本だけでは約30種のうち、ゲンジボタルとヘイケホタルがよく知られる。
早い地方では5月の連休期からホタルの光が見られるが、山口では5月の下旬から6月上旬に多く見るようになる。その頃から順次に中部、関東、東北へとつづく。
日本の天然記念物Ⅱ講談社版には、山口県のホタルとして、木屋川、音信川と共に紹介された次の記述がある。
椹野川一帯では5月下旬から6月上旬にかけてホタルが点滅するようになる。椹野川は全国的にも知られている湯田温泉地区を流れており、山口市のホタルは1932(昭和7)年に国指定の天然記念物となった。
市内の椹野川支流の一の坂川は1973(昭和48)年の河川改修の際、ホタルの羽化に支障の無いホタル対策工事が実施され、水辺の雑草帯が保全されている。
螢こいこい大橋小橋
とんでこい 山頭火
山頭火は1938(昭和13)年から湯田温泉の風来居に住んでおり、死去した中也の実弟中原呉郎と交遊した頃の句である。
水辺のホタルは自然環境の記録保持者。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻