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2016年04月23日

札の辻・21

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

 八十八夜の別れ霜、八十八夜の泣き霜と、別れに泣きと雑節の八十八夜にまつわる伝承はいろいろとある。
 立春、立冬など二十四節気は中国でつくられた暦だが、さらに農事上の季節の変化をつかむために日本でつくられた暦が雑節であり、彼岸、入梅、二百十日などもそうである。
 立春から数えて八十八日目の頃が最後の霜となり、天候も安定してくることから、種蒔きや苗の植え付けなど、農作業の目安とされてきたが、たまにその時期に遅霜が発生することもあり、まさに泣き霜となる。
 現在では品種改良もかなり進み、以前ほど農作業の時期に気を使わなくなったそうだが、八十八夜は農家だけでなく我々にとってもやはり季節点である。
 歌がある=夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る=文部省唱歌「茶摘み」の一節。明治四十五年に小学校の唱歌として歌われて以来つづく古い歌で、「日本の歌百選」にも選ばれている。実際には茶摘みの時季は生産地の温度差によって異なるが、八十八夜とお茶が結びついたのは、やはり、この唱歌の影響が大きいだろう。
 立春から数えて今年の八十八夜は5月1日、4日後の5月5日は立夏となっている。
 わが家から見る姫山も、花は無くなりすべてが青葉となった。生ビールがうまくなる。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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