2016年06月18日
札の辻・21
実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)
屋根をたたく雨音を聞きながら戸外に目をやる。
わが家の庭もすっかり梅雨の装いである。
ふだんはあまり長く眺めることもないが、なかなか遠出のむつかしいこの頃、庭の四季にも風情がある。
雨の似合う花といえば真っ先に思い浮かべるのが紫陽花だが、わが家のそれも美しい水色が雨に映えてくれる。
サツキも小さな可憐な赤い花を咲かせて満開を迎えてきた。
カシワバアジサイの花の白に未央柳(ビヨウヤナギ)の黄色と、わが家の庭ながら、なかなかの展開である。
こうして見ると、梅雨と花のかかわりもなかなかおもしろい。
道端や庭先でよく見かけるタチアオイは、梅雨入り頃に下の蕾から咲き始め、一番上が咲く頃には梅雨明けとなることからツユアオイとも呼ばれている。
花ではないが、わが家にビワの木がある。通常のビワとは比べ物にならないほど細い木ではあるが、毎年2、3個だけ小さな実をつける。
このビワは孫の給食に出された物の種を植え付けたものである。
小学校低学年だった彼が、学校から持ち帰ったもののマンション住まいで植えることが叶わず、山口の庭の片隅に存在するようになり、ようやく実をつけたのは孫が成人する頃だった。
桃栗三年、柿八年、ビワは長くて十三年。(鱧)
屋根をたたく雨音を聞きながら戸外に目をやる。
わが家の庭もすっかり梅雨の装いである。
ふだんはあまり長く眺めることもないが、なかなか遠出のむつかしいこの頃、庭の四季にも風情がある。
雨の似合う花といえば真っ先に思い浮かべるのが紫陽花だが、わが家のそれも美しい水色が雨に映えてくれる。
サツキも小さな可憐な赤い花を咲かせて満開を迎えてきた。
カシワバアジサイの花の白に未央柳(ビヨウヤナギ)の黄色と、わが家の庭ながら、なかなかの展開である。
こうして見ると、梅雨と花のかかわりもなかなかおもしろい。
道端や庭先でよく見かけるタチアオイは、梅雨入り頃に下の蕾から咲き始め、一番上が咲く頃には梅雨明けとなることからツユアオイとも呼ばれている。
花ではないが、わが家にビワの木がある。通常のビワとは比べ物にならないほど細い木ではあるが、毎年2、3個だけ小さな実をつける。
このビワは孫の給食に出された物の種を植え付けたものである。
小学校低学年だった彼が、学校から持ち帰ったもののマンション住まいで植えることが叶わず、山口の庭の片隅に存在するようになり、ようやく実をつけたのは孫が成人する頃だった。
桃栗三年、柿八年、ビワは長くて十三年。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻